手足口病とは
手足口病は、口の中や手のひら、足の裏などに水ぶくれ(発疹)ができる急性ウイルス感染症です。
主に乳幼児や小児に多くみられる病気で、夏に流行することが多い感染症として知られています。
原因となるウイルスには
- エンテロウイルス
- コクサッキーウイルス
などがあり、子ども同士の接触などを通して感染が広がります。
手足口病の感染経路
手足口病は主に次のような経路で感染します。
飛沫感染
咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。
近距離での会話などでも感染することがあります。
接触感染
水ぶくれの内容物や便に含まれるウイルスが手などを介して、口や目などの粘膜に入り感染します。
また、次のようなものを介して感染することもあります。
- タオル
- ドアノブ
- おもちゃ
- 食器
手足口病の原因ウイルスには複数の種類があるため、一度感染しても再びかかることがあります。
手足口病の主な症状
手足口病の主な症状は次の通りです。
- 手のひらや足の裏、足の甲に小さな水ぶくれができる
- 口の中の粘膜に発疹や口内炎ができる
- 38℃以下の発熱(1~3日程度)
- 口の痛みにより食事がとりにくくなる
水ぶくれの大きさは2〜3mm程度で、通常は1週間〜10日ほどで自然に治ることが多いです。
手足口病は主に5歳未満の子どもに多く、全体の約8割を占めるといわれています。
まれに大人が感染することもあります。
注意が必要な合併症
手足口病は多くの場合軽症で経過しますが、まれに次のような合併症が起こることがあります。
- 髄膜炎
- 脳炎
- 心筋炎
そのため、症状の経過をしっかり観察することが大切です。
当院では、手足口病が疑われる場合には周囲への感染を防ぐため、適切な感染対策を行いながら診療を行っています。
手足口病の治療
手足口病には、ウイルスを直接治す特効薬はありません。
そのため、治療は症状を和らげる対症療法が中心となります。
症状に応じて
- 解熱剤
- 痛み止め
などを使用することがあります。
口の中の痛みで食事が難しい場合は
- ゼリー
- おかゆ
- スープ
など、飲み込みやすい食事をとるようにしましょう。
また、水分補給を十分に行うことも重要です。
手足口病の予防
手足口病はウイルス感染症のため、日常生活での感染対策が重要です。
- 手洗い・うがいをこまめに行う
- タオルなどの共有を避ける
- 共用部分の消毒
- 人との密接な接触を避ける
また、お子様の感染が家庭内で広がることもあるため、
- おむつ交換後の手洗い
- トイレの後の手洗い
- タオルの共有を避ける
などにも注意しましょう。
このような症状がある方はご相談ください
- 手や足に水ぶくれができている
- 口の中に痛みのある発疹がある
- 発熱と発疹が同時に出ている
- 食事がとれないほど口が痛い
このような症状がある場合は、手足口病の可能性があります。
気になる症状がある方は、お早めに当院へご相談ください。
